愛犬の肝臓の数値が悪く、小肝症と診断されたものの、このまま様子を見ていていいのか悩んでいました。
この記事を読み終わるころには、小肝症と診断されたイヌヲがなぜセカンドオピニオンを受け、どんな説明を受けて治療方針を決めたのか、全体像がつかめています。
結論、我が家は「このまま様子を見る」のではなく、原因を詳しく調べるための検査と治療に進むことを選びました。
この記事では、その判断に至った経緯と、今感じている不安まで含めて共有します。
小肝症と診断されても、すぐに大きな治療が必要とは限らない
イヌヲは血液検査で肝臓の数値に異常が見つかり、その後の精密検査で小肝症と診断されました。
ただ、数値が致命的に悪かったわけではありません。
これまでの治療は、サプリメントで肝臓の働きを助けながら、定期的に検査して経過を見るというものでした。
半年ほどサプリを服用してから再検査したところ、肝臓の数値は依然として良くはない状態でした。
一方で、数値が悪化していたわけではなく、サプリメントに期待されていたアミノ酸の数値には改善が見られました。
そのため、現在の治療がまったく意味をなしていないわけではありません。
それでも、私の中には一つの疑問が残りました。
「このままサプリを飲んで様子を見るだけで、本当にいいのだろうか」
小肝症のセカンドオピニオンを受けることにした理由
イヌヲはまだ若い犬です。
今は大きな症状が出ていなくても、若いから問題が表面化していないだけではないのか。本当は今のうちに調べておくべきことがあるのではないか。
そんなことを考えるようになりました。
もちろん、素人の私が検査結果だけを見て判断しても仕方ありません。
そこで、別の動物病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。
今回受診した病院の院長先生は、イヌヲが抱えているような問題を比較的専門的に扱っている方でした。
実際に診察を受けて説明を聞くと、最初の診断とは少し違った可能性も見えてきました。
セカンドオピニオンで示された3つの可能性
院長先生から説明されたのは、現在の検査結果から考えられる可能性として、大きく3つあるということでした。
- 門脈シャント
- 門脈形成不全
- どちらでもなく、この数値が通常である個体
つまり、小肝症と診断されていても、その背景に何があるのかについては、さらに調べる余地があるということです。
そして、ここからが我が家にとって大きな決断になりました。
院長先生の提案は、今までのように経過を見るだけではなく、原因を確認するために、より積極的に検査するというものでした。
説明では、放置して自然に治るものではなく、年齢を重ねてから状態が悪化するケースもあるとのことでした。
また、経験上、若いうちに対処した方が良い結果につながることも多いという説明も受けました。
そして、イヌヲのいままでの検査結果の数値であれば、「サプリで様子見」が間違った対応というわけでもないことも。
門脈シャントなら手術で治せる可能性がある

私が先生から説明を受け、自分なりに理解した範囲で記載していきます。
まずイヌヲのケースで考えられるのが門脈シャントです。
肝臓へ向かう血液の一部が本来とは違う血管へ流れてしまい、肝臓を十分に通らない状態です。
前の病院でもレントゲンは撮影してもらいましたし、エコー検査もしてもらいました。
その検査内ではシャントの疑いは見当たらないというところまではわかっていましたが
次の病院ではCTまでやらないと確定できないと説明されました。
そして、CT検査で門脈シャントが確認されれば、そのまま手術を行うのがよいであろうと説明もされました。
なぜなら、CT検査を行うには全身麻酔が必要で、全身麻酔自体が犬の体に負担になる検査なので、検査と手術と分けないで
同じ流れで進めた方が効率がよいという考え方のようです。
我が家が説明を受けた内容では、手術によって根治を目指せる可能性があります。
一方で、入院は最大1週間ほどになる予定で、費用も入院などを含めて50万円程度になる可能性があるとのことでした。
そして、私が最も恐れているのが術後の合併症です。
先生からは、一定の確率(7%と説明された)で術後に痙攣発作などの合併症が起こり、救命できないケースがあると説明されました。
イヌヲは症状が軽いから、そのリスクも低いのだろうと思いましたが
先生からは、むしろ症状が軽い犬の方が起こりやすい合併症だと説明されました。
これは、私にとってかなり重い話でした。
門脈形成不全なら、治療を続けながら付き合っていく

CT検査で門脈シャントが確認されなかった場合には、門脈形成不全などの可能性を考え、肝生検を行う予定です。
私の理解では、肝臓の中にある細かな血管が十分に形成されていない状態です。
こちらは肝生検によって組織を確認しなければ、確定できないと説明されました。
もし門脈形成不全だった場合、手術で元の状態に戻すという治療ではなく、服薬などによって状態の悪化を抑えながら付き合っていくことになります。
この場合は、シャントの手術とは違って、入院は1日程度で帰宅できる予定です。
どちらの結果になるかで、その後の治療も入院期間も費用も大きく変わります。
だけど、CT撮影してみるまで、どちらに分岐するかわからないという・・・
飼い主の仕事の休みの調整などがとても難しい状況でした。
小肝症の治療で我が家が選んだのは「調べる」こと
ここまで説明を受けても、私は「どちらが正解なのか」を決められるわけではありません。
門脈シャントなら、手術によって根治を目指せる可能性があります。
その一方で、術後の合併症という怖さがあります。
門脈形成不全なら手術で治すことはできませんが、今後の治療方針を明確にして、状態の悪化を抑える方向へ進めます。
どちらがいいのかと考えてしまいますが、そもそも結果を選ぶことはできません。
だから我が家が選んだのは、まず原因をきちんと調べることでした。
CT検査を受け、その結果によって必要な処置を行うことにしました。
手術の日程はあと半月後、9月16日に決まっています。
私はまず9月16日から三日間仕事を休む計画になっています。(最短一日で帰ってこれる可能性もあるので)
その後シルバーウィークなので、合わせると結構な期間イヌヲの術後の対応に備えることができると考えています。
その後もっと休む必要があるのか?どんな動きになるか?は、状況を見て考えるしかないかなと考えています。
無事家に帰ってきても、シャントの手術か肝生検で、必ずお腹は切った後になりますので、トイレが一番心配かなぁ・・・
家でトイレできない犬なので・・・
こんな時も家でうまくトイレできる犬なら一つ憂いは減るわけで・・・
▼家トイレのトレーニング奮闘記はこのサイトでは何記事も扱っています。よろしければ読んでみてください▼

一番怖いのは、治療を選んだことを後悔すること
治療を決めた今でも、私たち家族の中から不安が消えたわけではありません。
特に怖いのは、手術そのものよりも、術後の合併症によって突然イヌヲを失ってしまうことです。
もしそれが起きたら、「あのまま様子を見ていればよかったのではないか」と考えてしまうと思います。
積極的な治療を選ばなければ起きなかったかもしれない。
そう考えて、一生後悔することになるのではないかと思います。
それでも、何も調べずに様子を見ることにも不安がありました。
今できることを調べて、専門性のある先生の話を聞いて、それでも治療を選ばなかったのなら納得できるかもしれない。
我が家にとっては、そのためのセカンドオピニオンでした。
よくある質問|犬の小肝症とセカンドオピニオン
小肝症と診断されたらセカンドオピニオンを受けるべきですか?
必ず必要というわけではありません。我が家の場合は、半年間経過を見たうえで今後について不安があり、別の獣医師の見解も聞きたいと考えて受診しました。
小肝症ではどんな病気が隠れている可能性がありますか?
イヌヲの場合、セカンドオピニオンでは門脈シャント、門脈形成不全、どちらでもない可能性の3つについて説明を受けました。ただし、実際に何が原因なのかは個体ごとに異なります。
門脈シャントと門脈形成不全は治療方法が違いますか?
今回の説明では、門脈シャントなら手術による根治を目指し、門脈形成不全なら服薬などで状態の悪化を抑えながら付き合っていく方針でした。
小肝症の治療でCT検査や手術が必要になることがありますか?
イヌヲの場合は、原因を詳しく調べるためにCT検査を行い、その結果によって手術または肝生検を行う予定になりました。必要な検査や治療は犬の状態によって異なります。
まとめ|小肝症と診断された我が家が選んだこと
イヌヲは、血液検査の異常から小肝症と診断され、半年間以上サプリメントを飲みながら経過を見てきました。
数値が悪化していたわけではありませんでしたが、まだ若い今だからこそ、ほかに調べるべきことがないのか知りたくなりました。
そこでセカンドオピニオンを受け、門脈シャントや門脈形成不全など、別の可能性について詳しく説明を受けました。
そして我が家は、経過観察を続けるのではなく、CT検査を受けて原因を詳しく調べることを選びました。
この判断が正しかったのかは、まだ分かりません。
9月16日の手術を前に、今も怖い気持ちはあります。
それでも、分からないまま時間だけが過ぎていくより、今のイヌヲにできることを調べ、専門家の意見を聞いたうえで決めたことには意味があると思っています。
この記事の我が家の経験が、愛犬の肝臓の数値や先天性疾患について同じように悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
▼関連記事として、最初に問題を発見するきっかけとなったエピソードを記載した記事はこちら▼


コメント