こんにちは。イヌヲパパです。
「柴犬の噛み癖はトレーナーで本当に改善するのか?」
そう思って検索された方も多いと思います。
我が家も本気で噛まれ、限界を感じてドッグトレーナーに依頼しました。
この記事では、初日のリアルな指導内容と、その後の変化を正直に書いています。
柴犬を家族に迎え、生後5か月となったころ、本来なら可愛さの絶頂期であるはずのその時期、我が家の空気は
どん底にありました。
毎日増えていく手の傷、散歩の準備だけで滲む脂汗。
「このまま成犬になったら、一体どうなってしまうのか」という、出口の見えない不安。
我が家はドッグトレーニングの門を叩く決断をしました。
今回は、そのターニングポイントとなった初回相談の記録を綴ります。
プロの洗礼、そして家族が味わった強烈な葛藤。
きれいごとではない「柴犬のしつけ」の現実をお伝えします。
限界だった我が家の日常|「どうしたらいいのだろう」という不安
これは素人では無理だと感じた
ドッグトレーナーを頼った最大の理由は、噛み癖と散歩準備の拒絶でした。
夫婦二人がかりでなければハーネス一つ付けられず、全員がイライラし、誰がケガをしてもおかしくない手詰まりな状態だったのです。
「楽をしたい」のではなく、「これ以上、間違った関わり方でイヌヲとの関係を壊したくない」
そんな焦りとプロに任せれば何とかなるという期待の気持ちで、私たちは先生を迎えました
相談前に伝えた犬の情報
- 犬種
- 年齢
- 性格
- 困っている行動
- これまで試したこと
実際に見てもらった行動
- ハーネス
- リード
- 飼い主との距離感
- 犬の緊張状態
目指す生活(ゴール)の共有
- イヌヲにどうなってほしいか。(我が家はまずは噛み癖の矯正でした)
- 何を自分たちでやって、何を他人にしてもらうか。
トレーナーの観察ポイント
- 犬だけを見ていない
- 人の動きも見ていた
どんな状態ならドッグトレーナーに相談すべきか
私の体験から言うと、以下のような状態にあるなら、一度専門家に相談する価値はあると思います。
・本気で噛まれたことがある
・自分(家族)が犬を怖がり始めている
・飼い主自身がコントロールできないと感じている
・自分なりに試しても改善が見られない
特に「怖い」と感じ始めたら要注意です。
犬との関係に恐怖が入り込むと、悪循環が始まります。
プロの観察眼|犬ではなく「人」を見ていた
やってきた先生は、この道30年以上の大ベテランでした。
驚いたのは、先生はイヌヲの可愛さに目もくれず、私たちの「動き」と「声」をじっと観察していたことです。
「どんな声掛けをして、どんな挙動で犬に接しているか」
プロの目には、イヌヲの抵抗だけでなく、私たちの「メリハリのない指示」や「迷い」が、問題を悪化させている原因として映っていたようでした
その瞬間の衝撃|悲鳴、そして失禁
状況を説明してすぐ、先生が言いました。
「では、ハーネスを付けてみてください」
私たちがいつものように脂汗をかきながら苦戦するのを見て、先生は静かに代わりました。
先生が手を伸ばした瞬間、イヌヲは同じように強く抵抗しました。
すると次の瞬間、目を疑うような光景が広がりました。
先生はイヌヲの首根っこをガシッと掴み、そのまま床に力強く押さえつけたのです。
静かなリビングに、イヌヲの聞いたこともないような悲鳴が響き渡りました。
そしてその衝撃から、イヌヲはその場でおしっこを漏らしてしまったのです
おしっこまみれになったイヌヲは、やがて抵抗をやめ、おとなしくなりました。
その状態で先生は、
「どうですか。おとなしくなったでしょ」
と、どこか自信満々な表情で言いました。
家族の沈黙と、息子の怒り
「そこまでやるのか……」
夫婦ともに言葉を失い、リビングは凍り付いたような静寂に包まれました。
イヌヲの怯えた様子を見て、こみ上げてくるのは先生への期待ではなく、むしろ「怒り」に近い感情でした。
その後は、私たちがハーネスを装着する流れになりました。
いつもなら激しく抵抗するのに、この時は驚くほどおとなしく装着できました。
先生はその様子を見て、今後のトレーニング方針を説明し、
「ストレスで下痢をするかもしれませんよ」
と付け加えて、その日の指導は終了しました。
特に当時15歳の息子は、顔を明らかに怒りの感情を抑え込んでいました。
先生が帰った後、彼はこう言い放ちました。
「許せない。次あんなことやったら、俺がぶん殴って止める」
このやり方には間違いなく賛否があります。
私たち家族にとっても、それは決して「心地よい解決策」ではありませんでした
あの行動の真意|支配ではなく「線引き」
なぜ、あそこまで厳しくする必要があったのか。
先生の言葉は冷徹ですが、理にかなっていました。
「柴犬は、自分が主導権を握れるかを常に相手をみて推し量っています。
曖昧な対応をすれば、すぐに上に立とうとする。
だから最初に、『ここから先は許さない』という明確な線引きが必要なんです」
さらに意外だったのは、先生のイヌヲへの評価でした。
多くの犬を見てきた先生に言わせると、うちのイヌヲは“正常の範囲”。
どういうことかというと、中には薬を使いながらしつけを進めなければならない子もいるそうで、
イヌヲはそこまでではなく、十分に矯正可能だとのこと。
教えられたトレーニング方針
先生の考え方は、終始一貫していました。
- 問題行動の多くは、犬ではなく“人”に原因がある
- 先生の言うことだけを聞く犬にしても意味がない
- 飼い主が犬をコントロールできるようになる必要がある
- そのために方法を教えるのが自分の役割
理屈としては、確かに理解できる内容でもありました。
我々が受けたドッグトレーニングの内容と料金
料金プランについて
通い全5回:50,000円
※預かりプランもあるが、イヌヲの場合は通いで十分との判断
契約書の取り交わしあり
トレーニング内容の詳細
・先生が作った電子テキストを配布
・2~3週間に1回の訪問
・1回あたり約1-1.5時間で、状況のヒアリング・課題ごとのトレーニング方法を提案
・我が家の主目的はハーネス・リードの装着拒否、抵抗噛みなど生活に支障がある問題の改善
・排泄、吠えなど、家庭ごとの悩みに合わせて指導内容が変わる
・先生とLINEで24時間相談可能
・同じ先生の教え子が集まるグループLINEにも参加できる
・5回終了後も“一生相談OK”
どうでしょう?
5万円(※実際イヌヲは5回では終わりませんでしたが…)
安いと思いましたか?高いと思いましたか?
育犬に慣れておらず、我が家のように序盤でつまずいた人にとっては
“外部の指針を得る” という意味で、十分アリな選択肢だと思っています。
実際、トレーニングを受けたことで、ハーネス装着時の本気噛みは大きく減りました。(時間はかかりましたけど!)
「責任のない情報は信じるな」|プロの覚悟
先生は帰り際、ネットに溢れるしつけ情報についてこう釘を刺しました。
「ネットの情報は鵜呑みにしないように。責任のない人が好き勝手に言ったり書いているだけですから。困った時は全部私に聞いてください。犬か、自分が死ぬまでサポートしますので」
その言葉には、30年積み上げてきた圧倒的な自負がありました。
このブログを書いている私の情報も、先生から見れば「責任のないネット情報」の一つかもしれません。
だからこそ、私は「成功談」だけでなく、この初回相談の「痛み」も含めたすべてを記録したいと思ったのです
ドッグトレーナー初回相談:よくある質問(FAQ)
- 柴犬にドッグトレーナーは本当に必要ですか?
-
必須ではありませんが、行き詰まった場合は有効です。
特に噛み癖や強い抵抗行動がある場合は、早めの相談が安全です。 - 初回相談だけでも意味はありますか?
-
あります。現状の問題点と改善方向が明確になります。
無料相談などもありますから、是非アンテナを広げてみてはいかがでしょうか。 - トレーナーは厳しい人が多いですか?
-
どうでしょう。別の先生にもかかわったことがありますが、女性の穏やかな方でした。
- 費用に見合う価値はありますか?
-
我が家の場合は十分ありました。自分たちは無知すぎました。指標を得たという感覚でしたね。
- 途中でやめると意味はありませんか?
-
継続しないと効果は薄れます。家庭での実践が前提ですが、一度プロの「基準」を知るだけでも大きな価値があります。この記事の事件のあと我が家も別のトレーナーにしようか何度も話し合いました。
まとめ|飼い主が変わるきっかけをくれる存在
この日、家族として強く印象に残ったのは次の点でした。
- 叱り方と褒め方(飴と鞭)の難しさ
- リーダーとしての心構え
- 和犬という生き物の気質への理解
ドッグトレーナーは、魔法で犬を大人しくさせてくれる人ではありません。
むしろ、「飼い主の甘さ」を突きつけ、覚悟を問う存在でした。
あの日の悲鳴と失禁は、イヌヲにとっても、そして私たち家族にとっても、新しい関係を築くための「痛みを伴う第一歩」でした。
柴犬のしつけで本気で悩み、誰にも相談できずにいるなら、一度プロの目を入れる価値は十分にあると思います。
結局、犬を変えるのではなく、飼い主がどう犬と向き合いコントロールするか、また、「折り合い」をつけるか。
なのだと、今なら分かります
噛み癖で悩んでいる方へ。
我が家の失敗と試行錯誤が、少しでも参考になれば幸いです。
注:この記事はトレーナーの宣伝ではありません。あくまで一家庭の体験談として記録しています。
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